外耳炎とは

 赤ちゃんをはじめ,子供はいろいろな病気に気を付けなければいけません。子供がなりやすい病気の一つに,外耳炎があります。耳の入り口から鼓膜までの間が外耳ですが,この部分で炎症が起きることを外耳炎と言います。外耳には,産毛の生えている部分がありますが,ここの毛穴に細菌が入ると炎症を起こします。また,耳掃除でできた外耳の傷で炎症を起こすケースもありますし,湿疹の跡を引っかいたりして傷ができると,これも外耳炎の原因となります。ですから,子供が自分で耳掃除をしたり耳の中に指を入れたりしないように注意することが大切です。大人の場合,シャンプー剤やヘアカラーといったものが耳に入り刺激となって外耳炎になることもあります。

外耳炎の症状

 外耳炎の特徴的な症状は,痛みです。子供の場合,耳を軽く引っ張ったり押さえたりしただけでも痛みを訴えます。ですから,耳が痛いとしきりに言うときは,外耳炎を疑うと良いでしょう。物を噛んだり飲み込んだりするときにも痛みを感じることがあります。赤ちゃんのケースでは,抱っこしたときに耳に膿が見えたりにおいがしたりして見つかることもあるようですし,中には炎症によって微熱が出る子もいます。外耳炎を治療せずに放置しておくと,炎症を起こしている部分が腫れて,耳鳴りがしたり耳の周りが膨れてたりしてきます。ですから,こうした耳の痛みや腫れ,膿といったことがないかどうかを見て,耳鼻科で治療を受けるようにしましょう。

外耳炎の治療法

 外耳炎の場合,どのような治療法をするのでしょうか?基本的には,膿が出ると自然に治るので,消毒して塗り薬を付ける程度です。10日ほどしても痛みが取れず膿があるようなら,切開して膿を出してもらいます。膿が出れば痛みは治まり,次第に治癒していきます。病院では,点耳薬や抗生剤などが必要に応じて処方されます。医師の指導に従って使用するようにしましょう。子供の場合,治る過程でかゆみを訴えることがありますが,引っかいてまた傷を作ることがないように注意することが必要です。外耳炎を予防するには,無理な耳掃除をしないことです。耳垢は自然に外に排出されますので,取れる範囲をキレイにしておくだけで十分です。