血糖値を下げる方法について

 メタボリック症候群の診断基準にも使われている血糖値。食事の後には血糖値が高くなるのは当然のことです。これが下がりにくいというのが問題となってくる訳です。例えば,食事によって血中に吸収された糖質は,体や脳を働かせるエネルギー源として利用される訳ですが,適切な運動をしないと血糖値は下がらず,高血糖の状態が続いてしまいます。これは,糖尿病の原因となります。また,食事よりもお菓子などをたくさん食べていると,急激に血糖値が上昇し下がりにくくなってしまいます。これも,高血糖の状態を作り出す原因となりますから,避けなければいけません。このようにして,血中にあふれた糖質は脂質へと変えられ蓄積され,肥満につながることにもなります。


血糖値を下げる方法:食生活

 糖代謝の仕組みからすると,血糖値を下げる方法として,単に食事の量を減らせば良いという訳ではありません。糖代謝に有効な栄養素をしっかりと摂取することは,血糖値を正常にする上で大切なことです。では,どんな栄養素を摂取することが必要なのでしょうか?まずは,ビタミンB群。特に,ビタミンB1は糖代謝において欠かせない役割をしています。豚肉や赤身の魚,精製度の低い穀類から摂取できます。また,栄養素を細胞に取り入れる働きをしているクロムというミネラルも大切です。微量ミネラルですのでたくさん摂取する必要はありませんが,自分の食生活では不足していると思う場合は,マルチミネラルのサプリメントなどで補うことができるでしょう。

血糖値を下げる方法:運動

 血糖値を下げる方法のうち最も有効なのは,運動をすることです。食事からは血糖値を上げにくくすることはできますが,下げることはできません。実際に体を動かして血糖を消費することによって,血糖値を下げることができます。では,どんな運動が効果的なのでしょうか?ハードな運動は長続きしませんので,軽いウォーキングや水泳などがエネルギーをよく消費する運動として効果的でしょう。30分から1時間を目安として,体に負担にならない程度に行ないましょう。また,食後30分から1時間くらいして行なうと,食事によって上がった血糖値を下げるのにちょうど良いです。糖尿病の人は,低血糖症になったときの対策として,甘いものを持っておきましょう。